8-2-6 SISの設置、引渡し及び妥当性確認

SISの設置、引渡し及び妥当性確認
安全ライフサイクル フェーズ5

 設置の目的は仕様書と設計書に従って、SISを設置することである。
 引渡しの目的はSISをその最終システム妥当性確認のために引渡すことである。
 引渡し作業の目的は、SISが設計フェーズ(8-2-5 SISの設計及びエンジニアリング 参照)で規定した作動になっていることを確認するためである。設計フェーズは通常、SISの設計・実装・検査を行うエンジニアリング会社が主体的に行うが、引き渡し後のフェーズでは、SRSを規定するSISを使用するユーザが主体となり妥当性を検証することになる。

 設置及び引渡しの前には計画を立案するが、それには要求される全ての業務を規定しなければならない(手順、手段及び技法、時期、責任者)。全てのSIS機器は、その設計及び設置計画書に従って、適切に設置されなければならない。
 SISの引渡しの記録は、試験結果及び当該設計フェーズで定めた目的と基準とが適合されているかを記述して作成する。実際の据付けが設計情報に整合しないことがわかった場合は、安全性への影響を予測しなければならない。その相違が安全性に影響を及ぼさないと判明した場合は、設計情報を実際の状態に書き換える必要がある。それ以外の場合は、設計の要求事項に合わせて据付けを変更しなければならない。

 SISの設置、引渡しに引き続き、SIS の安全妥当性確認を行う。ここでは設置、引渡しが完了したSIS とその関連計装機能が、安全要求事項で定められた要求事項を満たしていることを確認する。
 妥当性確認の一部で測定の正確さが求められる場合は、使用される測定機器は校正しなければならない。
 妥当性確認作業は、最低でもJIS C 0511-1:2019 15.2.4 a)~q)の規定を含むものとする。
 またSIS の妥当性確認の結果は、規定された項目を明記して適切な情報として文書化する必要がある。JIS C 0511ではJIS C 0511-1:2019 15.2.6 a)~i)のように規定している。

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