8 安全計装システム(SIS)

1.はしがき

 現代社会における産業の多様化と高度化に伴い、安全性の確保はますます重要な課題となっている。特に、石油化学、製薬、食品加工など、様々な分野でのプロセス産業においては、事故やトラブルが発生した際の影響は甚大となる。こうした中で、安全計装システム(SIS:Safety Instrumented System)は、人命の保護、環境の保全、資産の保護、そして操業の継続性を確保するための重要な役割を果たしている。

 この編では、プロセス産業においてSISを適切に導入するために必要となる安全度水準(SIL:Safety Integrity Level)や安全ライフサイクルなどの諸概念、また設計や運用・保全などライフサイクルの各フェーズでの実務の概要について、関連するJIS規格に基づき解説する。

2.編集区分

本技術解説では、大分類を"編"とし、以下に小分類を設ける。大分類は次の通りであり、特に第2編の安全ライフサイクルについては小分類にて各フェーズの説明を行っている。

第1編 安全、機能安全およびSISの概要
第2編 安全ライフサイクル
第3編 さらに深く知るために

目次へ
ページトップへ