1-1-6-5 熱量計

 熱量計には、流量計と測温抵抗体を用いて、流量と温度の測定信号から熱量演算を行って熱量を求める方式(温水用と冷水用)と、試料ガスの組成を定量的に測定し、計算によって熱量を算出する方法や、試料ガスの屈折率や密度、熱伝導率などの物理量を測定し、演算によって熱量の近似解を求める方法などがある。 またサーミスタの特性を利用して温度変化を高感度に測定し、直接熱量を求める方式や、その他、試料ガスをバーナで燃焼させ、その燃焼ガスの温度と燃料用空気のバーナ入口温度との差を熱電対で測定し、発熱量を求める方式や、燃焼で消費された酸素量から演算で熱量を算出する等がある。

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