1-1-6-3 湿度・露点計

 湿度・露点計として、抵抗式乾湿球湿度計、露点湿度計および電子式湿度計について紹介する。

  1. 抵抗式乾湿球湿度計
     乾球および湿球2本の測温抵抗体(Pt100ΩまたはNi100Ω)を備え、測定雰囲気中において相対湿度および周囲温度を測定するものである。湿球用の水槽への給水方法に一般形、連続形、強制形等がある。
  2. 露点湿度計
     圧力一定のまま気体を冷却して露の検出から露点を求める冷却式と、塩類の水溶液の水蒸気圧と温度および濃度の関係から露点を求める加熱式とがある。後者の塩化リチウム露点計は、塩化リチウム溶液を感湿素子表面に塗り、塩化リチウムの吸湿性を利用して露点を求めるものである。再現性や応答性が良いので、温度変化が少ない環境内での湿度管理、調整等に用いられている。

  3. 電子式湿度計
     湿度センサとして吸湿性物質を使用し、その物質の水分吸着量が相対湿度に依存することを利用したものである。吸着物質として、セラミックスや高分子膜等が用いられ、相対湿度変化が静電容量変化、あるいは抵抗値変化となり、直接電気信号として取り出すことができる。
  4. その他
     高温での湿度測定の要望に対し、安定化ジルコニアを利用した限界電流式の湿度計がある。安定化ジルコニアを数百℃に加熱すると良好な酸素イオン導伝体となることから、高温雰囲気中での水蒸気を電気分解し、その酸素量から湿度を測定することができる。
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