1-1-4-7 放射線式レベル計

 放射性同位元素から放出されるγ線が、物質を透過するとき吸収されることを利用するもので、その強い透過力によりタンク外壁に放射線源を置き、タンクを通して通過してくる線量を測定することができるので、非接触測定が可能である。このため、高温、高粘度、高圧容器内の液位の測定、さらに粉体レベルの測定にも使用できる。

 タンク上下、または斜め位置に線源と検出部を置く透過式、水平方向に配置しレベルに応じて追従するようにした追尾式、斜め上方向に固定した線源からタンクを通して反対側に透過してくる線量をレベル変化範囲にわたって測定する照射式等の測定法が使われる。

放射線式レベル計の原理図

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