1-1-4-3 ダイアフラム式レベル計

 

 液のヘッド圧をダイアフラムで受け液位を測定するもので、測定原理は「1.差圧式レベル計」と同じである。

 差圧変換器のダイアフラムの一面を、変換器の外側に露出した一体構造のものと、ダイアフラム部分を液中に沈める投込式のものなどがある。ダイアフラム面を直接タンク側壁に付けられるため、スラリーや高粘度の液体の測定に適する。また、適当な耐腐食性のあるダイアフラムを選択することによって、腐食性のある液体の液位検出に使用できる。なお、洗浄しやすい構造のため、サニタリ用、すなわち食品用としても好適である。

 投込式のものは、水圧により静電容量変化やストレンゲージの抵抗変化を起す機能を備えたダイアフラム部分を水中に沈め、その変化値を測定し、信号変換するもので、貯水池等の水位の測定に適する。

ダイアフラム式レベル計の原理図(投込式)

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