1-1-4-1 差圧式レベル計

 液体の比重が一定であれば、下面にかかる圧力が液面の高さに比例することから、この圧力を測定して液位を検出するものである。

 この圧力を測定・伝送する方法として、現在、最も一般的な方法として普及しているのが差圧伝送器を用いる方式である。

 開放タンクの場合は、差圧計の一方は大気に開放され、他方に液体が満たされ、ここにかかるヘッド圧を測定する。

 密閉タンクの場合はタンク内圧を打ち消す必要があり、差圧計の一方はタンク上部から内圧を導く。このとき、その導管内はコンデンスした液体で満たされる場合とコンデンスしない場合があり、そのプロセスの条件によって校正レンジの異なることに注意を要する。

 単なる現場指示計の他に、伝送出力信号を持つ空気式差圧伝送器、電子式差圧伝送器等がある。また、伝送器の原理としては力平衡式、偏位式があるが、特に電子式では最近の傾向として、差圧によるダイアフラムの微小な変異を静電容量変化として検出し電気信号に変換する差動キャパシタンス方式や、半導体ストレーンゲージを検出素子としたストレーンゲージ方式、振動子を検出素子とした固体振動方式等の偏位式が主流をなしている。

 また、プロセス液を直接検出エレメントのセルに導くことが困難なスラリー、高粘度、強腐食性の液、サニタリー性を要求される食品プロセス等には、片側のみ、あるいは両側ともダイアフラムシールされた液封式の隔膜形差圧伝送器が用意されており、接液ダイアフラムの材質も各種の耐食材料が利用されている。接液部の先端の形状もタンクノズルにウエハ状にはさみ込むもの、タンク内面とダイアフラム面が同一面に取り付くように突出形になったもの、またタンク内にダイアフラムシール部全体を沈めてしまう投込み形などがある。測定レンジは連続的に可変の場合が多く、零点遷移機構により、伝送器本体の取付位置の補正等も簡単に行うことができる。

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