2-1-1 スイッチ類

 物体の有無検知、位置決め、計数などに使われる。大別すると非接触式と接触式に分けられる。非接触式には光電スイッチ・近接スイッチなどがあり、接触式にはマイクロスイッチやリミットスイッチなどがある。

1.1 光電スイッチ

 光電スイッチは、可視光線や赤外線などの光を投光部から照射し、検出物体によって遮光されたり、反射、吸収、透過されて変化を受けた光を受光部で検出し、制御出力としてON-OFF信号やリニアな電圧・電流出力を得るものをいう。光源は現在LEDが大半を占めているが、目的により白熱電球・蛍光燈・半導体レーザなどがある。検出形態としては、透過型・直接反射型・ミラー反射型などに分けられる。

1.2 近接スイッチ

 近接スイッチは金属体の接近により信号を出力するもので、動作原理の違いにより、電磁誘導を用いた高周波発振型・静電容量変化を利用した静電容量型・磁石を用いた磁気型がある。

1.3 マイクロスイッチ・リミットスイッチ

 マイクロスイッチは小型、低価格、機種の豊富さ、信頼性の高さ、保守点検の容易さなどで広く使用されている。リミットスイッチはゴミ、水、油などから保護するためにマイクロスイッチを堅牢なハウジングで被ったものを言う。

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