1-1-2-6 渦流量計

 渦式の流量計は,流れの中に置かれた柱(渦発生体)の下流側に生じる規則正しい渦(カルマン渦)の数を計測して流量を求めるものである。カルマン渦の数は,渦の生成放出に伴う流体の振動的動き,あるいは渦発生体に作用する揚力変動として,センサにより検出され,変換器で増幅しパルス列あるいはアナログ信号として取り出される。図1.2.7は渦流量計の原理である。

1-1-2-6 渦流量計_図1.2.7 渦流量計の原理図_修正なし.gif

                     渦周波数と流速の間には、次の関係式が成立する。

                      f=St*v/d   ここで  f:渦発生周波数

                                   v:絞り部分の平均流速

                                    d:渦発生体の幅

                                   St:定数(ストローハル数)

                         図1.2.7 渦流量計の原理図

 現在実用化されているセンサには,サーミスタ,圧電素子,超音波および静電容量素子等がある。渦流量計は機械的可動部がないため信頼性が高く,低粘度液,ガス,およびスチームに適用でき,比較的広い範囲にわたって流量に比例する信号をとり出すことができる。
 また,連続稼働に対応できるリプレーサブルセンサ形,流体の汚れの影響を受けにくい構造のもの,樹脂製の廉価形等もあり,渦流量計の用途拡大がはかられている。

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