【会員限定】放射線計測関連無料オンラインセミナー開催のご案内

開催日：2024年2月22日

（テーマ１）福島第一原子力発電所の廃炉作業の概要及び処理水放出に係る状況について
（テーマ２）γ線エネルギースペクトル測定とアンフォールディング法

主催：放射線計測委員会

　この度、一般社団法人日本電気計測器工業会　放射線計測委員会は、放射線関連セミナーとして
（テーマ１）福島第一原子力発電所の廃炉作業の概要及び処理水放出に係る状況について
（テーマ２）γ線エネルギースペクトル測定とアンフォールディング法
の２テーマでの講演会を開催いたします。
　テーマ１では、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所は、30年から40年を要する廃炉作業を「福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」に基づき、安全かつ着実に遂行しています。本講演では、廃炉作業及びALPS処理水の海洋放出の概要について紹介します。
　廃炉作業の概要については①汚染水対策②使用済燃料プールからの燃料取り出し③燃料デブリ取り出し④廃棄物対策⑤作業・労働環境改善などについて、ALPS処理水の海洋放出については①設備の概要②放出方法③放出計画④トラブル等への対応⑥海域モニタリングの状況について紹介します。
　テーマ２では、NaIシンチレータなど、比較的安価で常温で動作するγ線スペクトル測定器は、ゲルマニウム半導体検出器に比べてエネルギー分析能力が低い。これを解決する手段の一つに、検出器応答関数を用いて、出力波高分布から線源スペクトルを逆算で求める「アンフォールディング法」がある。今回、原子力規制庁「放射能測定法シリーズ」の一部に記載されているアンフォールディング法について、その原理・手順の解説と適用例を紹介します。

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