第1回技術解説講座 (主催;電子測定器委員会)12月15日リモート開催❗️

開催日:2021年12月15日

 電子測定器委員会では世界で関心が高まっている地球環境問題の解決に取り組む研究開発を紹介する目的で、東京海洋大学で電池推進船「らいちょう」の開発を長年ご担当された大出特任教授を招いてオンラインで講演会を行うことにいたしました。

 船舶の分野でも環境規制が厳しくなり、LPGやアンモニアを使った環境負荷の少ないエンジン開発やリチウムイオンや燃料電池を使った新しい研究開発が大学や企業で進んでいます。これらの研究開発には制御装置や計測装置が必要となるため、JEMIMA会員企業の皆様にとって新たなビジネスチャンスを獲得できる機会でもあります。

 今回の講演会は受講対象をすべてのJEMIMA会員企業の皆様として、正会員/賛助会員は参加費無料といたしました。

 ぜひ多くの会員の皆様に奮って参加して頂きたくお願いいたします。

主催:電子測定器委員会

名 称 第1回技術解説講座(主催;電子測定器委員会)
東京海洋大学における水素燃料電池船の研究開発について
講 師

大出 剛氏  国立大学法人東京海洋大学 次世代水上交通システム研究開発PJT 特任教授

東京商船大学卒業後、横河電機株式会社にて製品技術開発に従事後、事業責任者を経て、2010年より東京海洋大学にて急速充電対応型電池推進船、燃料電池船などの研究開発、モータ制御方式によるプロペラ挙動に関する研究等に従事している。

日 時 2021年12月15日(水) 9:30~10:30
場 所 WebEXによるオンライン配信
対 象 JEMIMA会員/非会員企業の社員
受講料 JEMIMA 会員;無償、 非会員;1,000円
定員 200名
締切日 2021年12月9日(木)20:00まで
なお、定員に達し次第、締め切りといたしますのでご容赦願います。
申 込 ※ご登録いただいた個人情報は、JEMIMAの個人情報保護方針(プライバシーポリシー)に沿って利用します。
問合先 一般社団法人日本電気計測器工業会 事務局
E-mail:den_skt*jemima.or.jp(*→@)
備 考 受講受付完了の知らせ、WebEXへのアクセス方法、研修に使うテキスト(電子ファイル)、並びに、請求書(有償の方のみ)は2021年12月10日(金)までにJEMIMA事務局から受講者の皆様に配信いたします。
内容

1.対象者

・地球環境問題に幅広く関心のある方
・環境負荷を低減する輸送機器の電動化に関心のある方
・船舶の新しい技術開発や環境規制動向に関心がある方
・電池、モータ/インバータ、トルク、振動/騒音の測定などに関心がある方
PLCを使った制御、CAN通信による制御に関心がある方
・大学と企業が連携して研究開発することに関心がある方

2.概要

東京海洋大学では小型船舶による生態系への影響を少なくするために電池駆動船の実用化を目指して研究開発を行い、2010年に世界初の急速充電対応型電池推進船「らいちょうⅠ」を建造した。現在に至るまでに3隻の異なる電池駆動船を開発してきた。現在は燃料電池を搭載した電池駆動船の開発を行っている。

東京海洋大学での電池推進船研究の成果を活かして、商用運航をしている沖縄県石垣島のグラスボートや2023年から商用運航を目指している福井県美浜町の観光船の開発に協力した。
大学の実用化研究では電池推進船を普及するための規格つくりに貢献することも含まれており、今回の講演では今までの研究成果と現在の取り組みについて紹介する。

(参考動画)

らいちょうNの軌跡(東京海洋大学、2014年公開、719秒)
https://www.youtube.com/watch?v=hDiIxz8-EnY

当日のスケジュール

9:15〜

WebEXミーティング接続開始

9:25〜

はじめに(委員長挨拶)

9:30~

講演

10:30 終了
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