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スマートグリッド・タスクフォースメンバー募集のご案内〔エネルギー・イノベーション委員会〕
エネルギー・イノベーション委員会では、今回、スマートグリッド・タスクフォースを新設し、工場とスマートグリッド間インタフェース標準開発をIEC/TC65国内委員会と連携して進め、日本からIEC/TC65へ提案活動をいたします。工場を中核とした次世代社会システム構築を支援することで、JEMIMA会員企業の事業に貢献することをミッションとして活動します。つきましては、このミッションの達成のためのメンバーを広く会員の皆様から募集したくご案内をいたします。
1.背景
近年、工場では、これまでの省エネに加え、GHG排出量の管理・削減が求められています。再生可能エネルギーで発電した電力の購入、近隣の工場・施設間でのエネルギー融通など、エネルギーの需給調整はより複雑になってきています。この動きは、スマートグリッドなどの電力だけではなく、熱やガス、水素などにも広がりつつあります。
エネルギー・イノベーション委員会の前身である、エネルギー・低炭素政策委員会では、工場とスマートグリッドの情報交換の文章を作成、国際電気標準会議(IEC)に技術仕様書として提案を行いました。国際の審議を経てIEC62872-1として発行、2019年に改訂しています(2019年改定時に公開した解説記事(PDF)もご覧ください)改訂後、時間経過とともに、技術仕様書を更新する時期にあります。
さらに、この技術仕様書の審議を行ったIEC TC65 JWG17は、昨今の状況を受け、議論の対象範囲を"工場とエネルギーシステム間の情報交換"に広げています。
これらの状況により、技術仕様書の国際規格への変更も含めた、改訂が望まれています。
2.目的
本タスクフォースは、この仕組みの一つとしてIEC/TC65/JWG17で検討されている工場とスマートグリッドを情報連携させるためのシステム間イン タフェースの国際標準化を推進することでJEMIMA会員企業の事業に貢献することを目的とし、その実現に必要な関連規格や制度の調査、規格原案の策定を行います。
3.会議体、名称
エネルギー・イノベーション委員会下のタスクフォースとして活動いたします。エネルギー・イノベーション委員会への参加は推奨いたしますが必須ではありません。ただしIEC審議文書の共有もある事から連携するIEC/TC65国内委員会への参加を必須といたします。
名称:スマートグリッド・タスクフォース(TF1)
4.活動内容
エネルギー・イノベーション委員会TF1では、スマートグリッド対応の技術仕様を見直すとともに、近年の工場の動きに合わせ、文書の対象を、電力以外のエネルギー融通などにも広げる検討として、以下の事例収集や国際規格に必要な要件の検討を始めています。
活動内容①:工場とスマートグリッド間でのエネルギー需給に関する情報交換の技術仕様の見直しとIECへの提案
活動内容②:工場間でのエネルギー融通の事例調査・情報交換の要件整理とIECへの提案
活動内容③:工場のエネルギー最適化を行うFEMS(IEC 63376)と工場間でのエネルギー融通の情報交換の要件での整合性の検討とIECへの提案(FEMSについてはこちらの解説記事(PDF)もご覧ください)

図 TF1での検討対象範囲
5.会合回数、形式、スケジュール
・会合回数:6回程度/年
・形式: 対面とオンライン会議のハイブリッド形式
・スケジュール(案)
2026/01 TF1にてキックオフ会議
日本でのエネルギー供給元と工場の情報交換のユースケースの調査開始
2026/10 調査結果よりIEC TS 62872-1の改善点の検討、IS化もしくはTS Ed3に対する日本方針案検討
2027/03 IEC TC65 JWG17会議にて事前検討
その後、NP提案などに向け、IEC TC65 JWG17参加国の反応、審議状況から、その後のスケジュール調整
6.申し込み
以下の情報を連絡先までご連絡ください。
・氏名
・会社名
・所属
・メールアドレス
・連絡先(電話番号)
7.連絡先(ご不明点確認も含めて)
一般社団法人 日本電気計測器工業会
製品技術グループ 竹内城逸
Mail: com_e*jemima.or.jp(*→@に修正しご連絡お願いいたします)
更新 : 2025年11月5日
以上


