3.2.5 表面汚染モニタ

 表面汚染モニタは、人体や物品表面の放射性汚染の有無やレベルを測定、監視するモニタであり、体表面モニタ、物品表面汚染モニタ、ランドリーモニタなどが含まれる。
(1) 体表面モニタ
 管理区域からの退出時、作業者の体表面汚染の有無を確認し、万一汚染がある場合には除染後退出しなければならない。このため、管理区域境界で汚染レベルを確認する目的でハンドフットクロスモニタが使用されている。検出器には、GM計数管、プラスチックシンチレーション検出器、ガスフロー検出器が用いられる。また、原子力発電所のように多数の作業者が出入りするようなところでは、迅速に検査する必要からゲート機能を備えたゲートモニタと呼ばれる体表面モニタが設置されている。検出器には、体表面の広い範囲をカバーできるように大面積のプラスチックシンチレーション検出器、ガスフロー検出器が用いられる。
(2) 物品搬出モニタ
 原子力発電所において管理区域から物品を搬出する場合、物品表面の放射性汚染レベルが法令で規制されている。従来はサーベイメータにより汚染検査を行っていたが省力化のため自動汚染検査装置として物品搬出モニタが導入されている。検出器にはプラスチックシンチレーション検出器、NaI(Tl)シンチレーション検出器、ガスフロー検出器が使用されている。
(3) ランドリーモニタ
 管理区域の特に汚染の可能性がある区域では、専用の作業服が用いられており、区域外ヘの持ち出しは禁止されています。このため、区域内にランドリーを設けて衣服の再利用を行っている。衣服の汚染レベルを測定するモニタとしてランドリーモニタが使用されている。検出器にはプラスチックシンチレーション検出器、NaI(Tl)シンチレーション検出器、ガスフロー検出器が使用されている。モニタの構造には、ウェル形、ハンガー搬送形、コンベア搬送形などがある。