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役割と活動
一般社団法人 日本電気計測器工業会(JEMIMA)は、電気計測器業界を代表する唯一の法人団体です。
1948年に創立され、1960年に社団法人の資格を得ました。2008年には創立60周年を迎えました。
電気計測器は、研究・開発、設計、製造の技術革新を支える不可欠の「産業のマザーツール」として、あらゆる産業を支えています。
JEMIMAは、電気計測器に関する調査研究、普及啓発、規格の制定、国際協力などを通じて、我が国電気計測器産業及び
関連産業の発展に寄与することを目的に、各委員を中心に諸官庁・団体とも協力し様々な活動を展開しています。
主な活動
1.国内外規制動向調査事業
近年、製品の製造、販売にあたっては国内外規制への迅速な対
応が求められています。会員ニーズに応える輸出規制、環境規制、
EMC、製品安全等に関する的確でスピーディな調査を継続的に実
施します。JEMIMAとしての発言力強化のために国内外関連機関
との連携を強化し、IEC等への委員派遣も積極的に推進します。さ
らに、国際的に通用する人材の育成と確保にも注力していきます。
(1) 法規制・規格対応
国内外の電気計測器・関連製品のEMC及び電気/光安全に係わ
る各種法律や関連規格の制定・改廃に関る情報を収集し、セミナ
ーなどにより会員企業及び会員外企業にも情報提供します。世界
各国の法規制データベースを構築し、会員企業が容易に検索アク
セスができるサービスの提供を目指します。
なお、2009年度よりIEC/TC66(計測安全)へのメンバー派遣
も行う等、この分野の取組を強化します。
(2) 輸出管理に関する事業
輸出関連法規などの普及と遵守の徹底を図るため、「安全保障貿
易管理説明会(適格説明会)」を継続実施します。また、「該非判
定ガイダンス」や、ハンドキャリー未経験者にも通関手続きが容
易に理解でき、海外出張時に便利な最新法令に対応した「ハンド
キャリー手続きマニュアル」を出版するなど、輸出管理業務に寄与
しています。
(3) 環境・グリーン事業
改正WEEE/RoHS指令への対応、REACH規則の情報収集、電
池指令への対応など、世界の環境関連規制とその制定状況を継続
調査し、JEMIMAとしての対応指針を明確にします。内外関連機
関にJEMIMAの意見を提案し、規制・規格の制定に反映させます。
環境規制に関する学生向けセミナーを継続開催します。。
(4) 地球温暖化問題への対応
温暖化問題に対応する新たなワーキングを発足させ、政府のクール
アース21や、グリーンIT推進協議会とも歩調をそろえて、会員企業
への情報提供と当業界の本分野への貢献のあり方の検討を行います。。
(5) 機能安全調査研究
PA・FA計測制御分野向けの安全計装システムの仕様、設計、
設置、運用及び保全に係わる要求事項についての規格(JIS C
0511-1〜-3)の普及活動を行います。
(6) PA・FA計測制御分野のセキュリティ調査・研究
製造業分野でのネットワークのオープン化が進みつつある中、セキ
ュリティに関する取り組みなどを諸団体と連携し、調査・研究します
我が国産業界の技術的な先進性を国際的に示し、産業界の発展
に結び付けていくためには、国際標準規格をIEC・ISOなどの国際
標準化機関に戦略的に提案していく必要があります。国際標準化
提案活動の推進を目標に、標準化テーマを議論する場を用意し、
国際規格の提案検討、維持管理、運営に関しサポートする事務局
機能の強化を図ります。
また、知的財産権(IPR)についても、会員間の情報交換、規
格とIPR関連の情報提供等を行います。
(1) 国際規格の回答原案作成・委員派遣
国際規格審議機関(ISO、IEC)の日本国内審議の場として経済
産業省から委託され、次の国内委員会を運営するとともに、有識者
を国際会議へ派遣し日本の意見を反映させるべく取組んでいます。
ISO/TC30(管路における流量測定)
IEC/TC45(原子力計測)
IEC/TC65(工業用プロセス計測制御)
(2) IEC/TC65国際標準化推進
2008年開催したIEC/TC65プレナリ国際会議の事務局を担当
して会議の成功に貢献しました。引き続き、2009年度以降も日
本からの規格提案をはじめIEC国際規格審議において日本の意見
を規格に反映する努力を続けます。一例として、フィールド無線
ネットワークの通信方式※に関する規格をIEC/TC65/SC65C
(Industrial Networks)に提案します。
(※産業オートメーション分野におけるセンサやアクチュエータ
とコントローラなどを無線で接続するための方式。)。
(3) IEC/TC45プレナリ国際会議
2009年9月に横浜で開催されたIEC/TC45プレナリ国際会議
をホスト国事務局として運営し、国際標準化に貢献しています。
(4) JISとIEC規格との整合化
電子式指示計器、放射線応用計測機器、EMC規格等において、
JISとIEC規格との整合を図るための調査、検討、JIS原案作成を
行います。
3.統計事業
ユーザーニーズと市場動向を反映した定量的な調査・分析に基づ
く中期予測の作成及び主要機種ごとの分析をプレス発表も含め外部
に発信します。また、グローバルな視点での需要予測を進めていきます。
4.技術開発テーマの探索事業
会員企業間で関心の高い共通の基盤技術となる技術開発テーマを
探索し、その基盤技術を基に会員企業が新しいビジネスを実現
するための種を探します。JEMIMAは関連する学会や研究機関、
官公庁と意見交換する場を構築し、探索した技術テーマを複数会
員企業で共同開発するための支援を行います。
(1) 電子測定器委員会の発足
新たな視点で課題に取組む電子測定器委員会を発足し、ビジネ
スの新しい方向など電子測定器産業の将来像を視野に入れた活動
を行います。
(2) 技術戦略マップ検討への参画
経済産業省の技術戦略マップの「計測・計量分野」技術戦略マ
ップ検討作業に継続参加し、計測分野の将来技術の検討を行い、
技術戦略マップの充実に寄与する中で、会員企業の技術と当工業
会のプレゼンス向上に努めます。
5.会員向けコンシェルジュ事業
会員間の交流や情報交換の機会を提供し、各社の課題解決につ
ながるサポートを充実し、満足度の向上を目指します。事務局に
よる会員訪問により会員とのコミュニケーションを積極的に行い、
新たなニーズや課題を把握し、解決につながるサポート体制をコ
ンシェルジュ機能として組織します。
6.広報事業
内外規制動向調達などの広く社会に貢献できる活動を中心にそ
の成果を積極的に広報していきます。
会員企業に対しては、委員会活動をタイムリーに伝え、社会に
対しては、地球環境問題や安全性向上への取組みにおける電気計
測器の重要性を示していきます。
JEMIMA Webサイト、会報、メールマガジンを有機的に連携し、
効果的な広報活動を行います。
7.展示会事業
国内最大の「計測・制御技術の専門展」として1955年の開催
以来、高い評価を得ている「計測展」を毎年東京、大阪で交互に
開催しています。2009年はINCHEM TOKYO、メンテナンス・
テクノショー等との共同企画で開催します。
8.セミナー事業
各種セミナーにより、計測と制御の分野における技術の伝承、
業界を支える人材育成などを支援しています。
今後も会員企業のニーズに応えるセミナー、公的資格取得のた
めのセミナーなどを企画し、定期的に開催しています。
主なセミナーは下記のとおりです。
・電池の環境、安全、輸送規制への対応について
・技術戦略マップ2009 講演会
・JCSSセミナー
・輸出管理実務能力認定試験の直前勉強会
・計測器のトレーサビリティと国家計量標準の実現
・EU電池指令及び加盟国各国の対応状況
・電気電子機器に係る環境規制の概要及びその対応
・RoHS/WEEE指令改正案を読み解く
9.その他の活動
(1)資材調達関連
取引先の倒産等の信用不安への対応施策を中心とした、資材調
達におけるリスク管理に関する調査を行います。
(2)校正事業推進
会員企業の校正サービス事業の発展を目指し、(独)産業技術総
合研究所及び(独)製品評価技術基盤機構の協力を得て、計量法
校正事業者登録制度(JCSS)の普及、需要の喚起、制度に関連
する諸問題の解決を図ります。また、必要な場合は業界意見を取
りまとめ行政へ提言します。
(3)工業用無線技術調査
PA・FA計測制御分野において無線ネットワークの導入が始ま
っており、工業用無線技術の国際動向の把握や無線周辺技術の活
用について調査検討を進めます。

